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会長からの挨拶

 

会長 寺島 吉彦(国際基督教大学)

 

 前期に引き続き関東地区学生相談研究会の会長を務めることになりました。もう 3 年の任期となります。よろしくお願いいたします。

  18 歳人口の急激な減少とゆるく並行して、高等教育は若者にとって身近なものになっていきました。もしかしたら「高等」教育を名乗るには少し身近になりすぎている面もあるのかもしれません。学生が大学に求めているものは、時とともに大きく変化してきているように思われますし、学生の家族や社会が求めているものも同様です。社会状況や国際状況が刻々と変化する中、大学をはじめとする高等教育機関は根本から在り方を見直さないといけない時期が来ているのかもしれません。私は、学生相談カウンセラーの役割は広い意味で、入学してくる学生の学生生活を充実したものにし、魅力的かつ幸せな卒業生を社会に送り出すことだと思っているのですが、その役割を果たすために今後高等教育はどうあるべきかという大きなテーマについても考えていかないといけないと思うようになっています。

 そんなことを思いながらも、日頃の学生対応に忙殺されともかく一日をなんとか生き延びることに精いっぱいの自分がいたりします。どこの職場も大変かと思いますが、一人職場だったり、所属先があまり学生相談に理解がなかったりすると、余裕がない方も多いのではないでしょうか。

 「困難な時に会員同士で支えあえる場をささやかでも維持していきたい」というのが前の期の会長就任のご挨拶の一部でした。それは今期も変わっていません。日頃の苦労をねぎらいあい、工夫を共有しながら、変化していく高等教育機関の中で我々カウンセラーがどのような役割を果たしていくべきかを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。会員同士で支えあう場を維持するという考えのもと、幹事会のメンバーでやれることを工夫していきます。会員の皆様にはご負担にならない範囲で、各々少しづつ運営に関わっていただければと思います。お声がけした際はぜひ前向きにご協力いただけますようお願いいたします。

2024年4月20日

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